K.YAIRI DY-35H 1982年製　最高の音

私はヤイリギター（K.YAIRIのほう）が大好きで、これまで少なくとも３０本以上は所有してきました。
そんなヤイリ好きな私が、これまで手放さず所有し続けてきたのが本器と、現在同時出品中のもう１本です。


過度な期待をされないよう、普段は音についての記述は避けているのですが、今回はぜひ書かせて下さい。

本器は音のバランスが素晴らしく（私の個人的な感想に過ぎませんが・・・）、ドレットノートギターらしからぬ繊細な音だと思っています。

繊細とは音が小さいとか細いという意味ではなく、適切な例えではないかもしれませんが、歌手で言うと「小田和正さん」とか「草野マサムネさん」とか「岩沢厚治さん」のような繊細さです。
対してもう１本のほうは、「稲葉浩志さん」や「藤原基央さん」、「宮本浩次さん」のようなロックな音と感じています。

本家ともいえるMartinも近年ものからヴィンテージものまで、ある程度は経験しましたが、例えば同年代のD-28やD-35と比較しても私の耳にはこちらのほうが素晴らしい音に聴こえます。

好みの範疇であると理解はしていますが、具体的に言えば、本器を弾いたあとにMartinを弾くとこもった音に聞こえます。
この音はある意味、重厚な音と表現されるインディアンローズウッドの特性とも言え、単体で聴けば感動するくらい良い音です。しかし、そのあとに本器を弾くとD-28もD-35も霞みます。

誤解しないで頂きたいのは、私はヴィンテージだから良いとか、ヤイリだから良いとか、木材が貴重な〇〇だから良いとか、そういった偏向的な指標で物事を捉えていません。
あくまでも実際に数多くある他ギターと比較して良いと言っているだけです。（正直ヤイリさんでもダメなものはたくさんありますので・・・）


次に状態のご説明ですが、ヴィンテージものですので、弾き傷やすり傷、打痕、くすみ等が年代相応にございます。
ネック裏は塗装が変色しているようなところがありますが、凹凸感は無く演奏に影響はありません。

ネックはストレート、弦高は１２フレット６弦側で約2.5mmです。（多少の誤差はご容赦ください）
写真の通りサドルにはあまり余裕がありませんが、今のままで十分弾きやすいかと思います。

付属品は純正ハードケースのみです。

発送までに１週間程度を要する場合がありますので、ご了承願います。

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