Nikkan No.2A 1965年 フルリビルド＆カスタム 希少MSボア器

フルリビルドにより、1965年製スチューデントモデルに現代的な機能を実装

オークションでも見かけることの多い日管のNO.2ですが、機能不足により、バンドアンサンブル（合奏）には持ち込めないトランペットです。特に初心者が手を出すには問題があり、練習用としてもまったくお薦めできません。理由は、演奏中に音程を補正する機能がまったく搭載されていないということです。
トランペットは構造上、Low C♯、Dは音程が高くなる宿命があり演奏しながらスライドを抜いて補正する必要があります。この音程補正機能が搭載されていないトランペットは使い物になりません。
当工房のNO.2は1st、3rdのスライド操作が可能になるようにリビルド（再構築）によるカスタマイズを実施しています。
バンドアンサンブル（合奏）にも躊躇なく持ち込めるように全面的にリビルドを実施することで、現代的なスペックをすべて実装しています。
現在、市販器では販売されること無いMSボア（細管）のピストンバルブ式のトランペットです。
現代のYAMAHA器と比べると癖のある吹奏感ですが、希少なMSボアの響きが味わえます。鳴らすには、ある程度の吹奏経験が必要です。また、ヴィンテージ楽器を扱う技量が要求されます。

★カスタマイズ内容
■チューニングスライドをリバース仕様にリビルドし、細管特有の詰まったような吹奏感を抜けの良い吹奏感にアップグレード。
■支柱をクルーク部に移設し、適度な抵抗感でコントロール性、音のまとまりも向上。
■プレス製のウォーターキーをアマドタイプのスピットバルブに換装
■3rdスライドをリバースにリビルドし、スライド操作を可能にし、演奏中の音程補正を可能にしました。
■1stスライドをリバースにリビルドし、スライド操作を可能にしました。また、"Pedal F"を出すことも可能にします。
■劣化したラッカーコーティングを剥離し、スクラッチ・ブラッシュで加工。とてもクールな見栄えで、ノーラッカーの渋いサウンドが楽しめます。

★出品内容
・日管NO.2A（1965年製造）　本体

★コンディション
・目立つ凹みは修正済みです。
・スライド、ピストンバルブは気密性も確保され、操作系も調整済みです。

★本器はオークションサイトでも出品中で、落札された場合は本出品を取り止めます。

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